新潟市美術館:仏像展会場変更 さらなる責任も 新潟市長、減給へ /新潟
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◇長岡と結ぶ無料バス
新潟市美術館(同市中央区)で4月24日から開催が予定されていた企画展「奈良の古寺と仏像」の会場が県立近代美術館(長岡市)へ変更された問題で、篠田昭市長は19日の市議会全員協議会で、自身と副市長の減給処分を表明、陳謝した。
会場変更による市民への影響を最小限に抑えるとして、高齢者や障害者を対象に新潟と長岡を結ぶ無料バスを運行する案を示したほか、市美術館問題を総括したうえで、減給に加えて、自らのさらなる責任の取り方を示す考えも表明した。
【小川直樹】
◆市美で別の催しも
近代美術館は長岡市の郊外にあるため、新潟市内に住む高齢者や障害者の不便を解消するため、市は新潟?長岡間のバスの運行を行う。
事前の予約制とし、無料とする予定。
また、仏像展期間中、入場券持参者への割引サービスを計画していた新潟・古町の商店街関係者にも配慮する。
今後も中心部のにぎわいづくりに努めるとし、期間中、市美術館で別の催しを開くことを検討する。
市美術館から近い会津八一記念館でも、仏像展と連携した企画展が予定通りに行われることから、篠田市長は「全部がゼロになるわけではない」と商店街に理解を求める。
◆緊急総括
篠田市長は「減給処分だけで私の責任が果たせるとは考えていない」と述べ、会場変更に伴う影響を見定め、市美術館問題の緊急総括を行ったうえで、新たな責任の取り方を示すという。
時期や具体的な方法は明らかにしなかった。
市議からは、市美術館の展示作品でかびやクモの発生を招いた北川フラム前館長の館運営に対する批判が相次いだ。
館内の意思疎通不足にとどまらず、篠田市長の任命責任、美術館職員の削減など、市全体の合理化策による影響が背景にあったと指摘を受けた。
◆事業計画修正へ
当初、仏像展開催に伴う作品の搬送や展示などの必要経費は3900万円と見込み、実行委員会(市や新潟日報社など)のうち、市が51・3%の2000万円を負担する予定だった。
市は10年度当初予算案に計上したが、会場変更に伴い、この日の文教経済常任委員会で2000万円の執行凍結を提案し、認められた。
市は今後、県などと4月初めまでに新たな事業計画や負担金を固め、凍結解除を議会に提案する。
同委員会で小黒和弘文化観光・スポーツ部長は、今後も市が5割程度を負担する方向を示した。
市の負担金は会場変更で変わる可能性もあり、市議から「会場が新潟市でなくなるのに、増えたら市民が納得しない」と懸念する声も出た。
一方で小黒部長は「(美術館問題報道で)仏像展がPRされ、入場者は目標の3万人より多い5万?10万人になるのでは」と述べ、収支は流動的だとした。
3月20日朝刊
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最終更新:3月20日12時10分