'09記者ノート:/4 震災復旧進む原発 /新潟
今、気になっていることは「今日のデートプラン!」ですがこんなニュースがあります。
◇節目に相次ぐトラブル
「柏崎刈羽原発6号機の制御棒の位置表示に不具合があり、最終検査を延期する」。
23日夜、東京電力の広報担当者から一報を受けた。
「またか」とうんざりするとともに、運転再開にゴーサインを出した泉田裕彦知事は、トラブル続きだった同原発のこの1年をどう振り返っているのだろう、と考えた。
県と柏崎市、刈羽村は、中越沖地震で被災して以来2年5カ月ぶりとなる6、7号機の営業運転を認めた。
泉田知事は「これで穴がないのか、と言うとあるかもしれない」と強調したが、皮肉にもその通りになった。
同原発では今年、運転再開や営業運転移行の節目を前に、火災や人身事故が相次いだ。
地震後初めて、5月に起動試験を始めた7号機は、営業運転に入る直前の7月、核燃料棒から放射性物質が漏れ出るトラブルが見つかった。
当初は「このまま運転可能」とした東電だったが、安全性に疑問を抱く地元の声に押し切られる形で、原子炉の停止と燃料交換を余儀なくされた。
泉田知事は「予断を持って話をすることはない」と一貫して胸の内を明かさなかった。
東電にプレッシャーを与え、体質改善を促す効果を期待したのだろう。
しかし、こうした態度には透明性を保ったとは言いがたい側面もあり、疑問が残る。
6号機の起動試験を認めた8月の判断がその一つだ。
7号機の燃料集合体を交換するため原子炉を停止する、と東電が方針転換した4日後の決断だった。
「7号機の停止と引き換えに、6号機の再開を認めたのでは」と地元自治体の幹部に疑問をぶつけたが、「東電が自主的に原子炉を止めるというのだから、それでいいのでは」とはぐらかすばかりだった。
運転は認めるが、トラブルが起きれば東電の問題と言わんばかりの態度とすれば、無責任ではないか。
来年には1、5号機の運転再開への議論が本格化する。
安全性を巡る議論は、住民にわかりやすい形で進めてほしいと強く思う。
【五十嵐和大】=つづく
12月26日朝刊
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最終更新:12月26日12時1分
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