柏崎刈羽原発:3号機火災 東電、県や消防に原因報告 /新潟
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◇「過去の不具合反映せず」
東京電力柏崎刈羽原発3号機のタービン建屋にある天井クレーンで11月、中越沖地震後11件目となる火災が起きた問題で、東電は2日、クレーン巻き上げ機のブレーキパッドがドラムに接触した摩擦熱で内側のペンキが発火したとの報告書を県や柏崎市消防本部に提出した。
4号機で08年に同様の不具合があったにもかかわらず、対策が反映されていなかったことも分かり、東電は人為的なミスも重なったと認めた。
東電によると、10月に行われたクレーンの年次点検で、パッドがすり減ったため、取扱説明書に沿ってパッドとドラムの間隔を前年の0・6ミリから0・35ミリに狭める調整をした。
その後、火災当日の11月19日に重さ84トンのタービンとつり金具をクレーンで持ち上げたところ、天井付近で水平移動する台車が荷重でたわみ、パッドと接触したままドラムが回転して過熱した。
一方、08年10月には4号機のクレーンで、同じ原因から異臭が生じる不具合があり、東電はパッドとドラムの間隔を十分開けるよう、4号機の点検要領書を改定した。
ところが3号機の要領書は改定されなかった。
下請けの作業員はこうした経緯を知らずに3号機クレーンの間隔調整を行い、結果として同じトラブルを繰り返した。
同原発の高橋明男所長は「4号機の異臭騒ぎの経験を生かせなかったことは大きな反省点だ」と陳謝した。
【五十嵐和大、岡田英】
12月3日朝刊
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最終更新:12月3日13時2分
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