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にいがた人模様:「月湯女食堂」料理人・鈴木浩二さん /新潟

今、気になっていることは「時制の問題で、質問です。」ですがこんなニュースがあります。

 ◇野趣あふれる料理を??鈴木浩二さん(38)
 都会で料理の腕を磨いた後、03年の春、故郷の旧高柳町(柏崎市)にUターン。
かつて湯治場として栄えた一軒宿の一角で、食堂を切り盛りしている。

 食堂は柏崎市中心部から南東に約25キロ、十日町市と接する旧高柳町山中地区にある。
「月湯女(つきゆめ)温泉」として知られる一軒宿だが、湯量が減り、今は沸かし湯で替えている。

 施設は住民らの憩いの場で、食堂も欠かせない存在。
品書きの黒板には、山菜や夏野菜など地場野菜を使って、工夫を凝らしたメニューが並ぶ。
どれも500円ほど。
「秋、冬は『サトイモの空揚げ』が人気です。
地元の土、空気、水が結びついた野菜だから、おいしい」。
食堂には顔見知りの住民らが集まりテーブルを囲んで世間話に花を咲かせる。

 高柳には今も昔ながらの農村風景が残り、郷愁を求めてやってくる旅人も多い。
だが、郷土料理に強いこだわりはない。
「お客さんに合わせるのが料理人の腕。
こだわりがないのがこだわりです」と言い、京都仕込みのダシマキタマゴは自信の一品。
徐々に地元のなじみ客も増えている。

 3人きょうだいの末っ子。
「家を出るのが当たり前」と、高校卒業後に上京。
サラリーマン生活を経て、子供時代にあこがれた料理の道に入った。
京都・嵐山の日本料理店などで計12年間、修業を積んだ。

 30歳をすぎて独立を考え始めたころ、高柳の風景が目に浮かんだ。
自分で食材や地酒の良さを確かめながら、「野趣あふれる本物志向の料理を作りたい」と夢を膨らませた。

 開業後、励まし続けてくれたのが父良治さん。
若いころから地元でコメを作り、雑貨店をコツコツと営んできた。
「地域のみんなが取り持ってくれる。
だから(店を)やっていけるんだ」との良治さんの言葉を胸に刻み、「高柳に住む人が、楽しめる店にしよう」と心掛けている。
その良治さんは今年6月、75歳で他界した。
自らも高柳に根を張って6年半。
「どれだけ引っ張られても動かないぐらい、強い根になっただろうか」。
自らに問いかけている。
【五十嵐和大】
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 ■人物略歴
 ◇すずき・こうじ
 1971年、旧高柳町生まれ。
柏崎商業高卒業。
東京で1年ほど会社勤めを経て90年に京都へ移り住み、割烹(かっぽう)や旅館などで日本料理を修業した。


11月8日朝刊

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最終更新:11月8日14時0分


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